2016年8月31日水曜日

92日目:紹介状を書くから入院しなさい

昨日は妻の騒動で帰宅したのは夜中0時。

病名「便秘」

男性には分からないらしいが、相当痛いらしい。
更には亡くなったという文献もある。

なったことないから怖い。
便秘。


今朝。
また胃腸科外科から電話が来た。

血液検査で出た「PRC(炎症反応値)」が異常値だった為に健康状態の再確認だったそうな。

2日前の検査時に調べたこのPRC。
私もネットで調べたが正常値が0.3以下。
私の発病時5.2。
中症~重症の値らしい。
そして白血球数。
正常値3800~9000ほど。
発病時13200。
これも異常値。
からだの何処かで白血球が病原菌と戦っている。
鉄分とたんぱく質不足。
これは貧血。
食べてないから。
食べられないから。

今朝の私は元気。
熱も下がり会社に行こうと意気揚々だった。
でもトイレに2度。
腹を下していた。

それを伝えた。

「紹介状を書くから入院しなさい」

一言。


マジでか?!
体で何が起きてんだ?!

入院とか手術とかしたことがない。

直ぐに紹介状を取りに行き、その足で総合病院へと向かった。
運転できる時点で元気なんだけど・・・何かがおかしい・・・?

担当医が決まり診療が始まるまで1時間半。
救急かと思いきや、外来扱い。
救急と予約が優先されるから、かなり先延ばしになった。

問診。
Q:熱は?
A:36.5度。
Q:食欲は?
A:ある。
Q:腹痛は?
A:食べると痛い。食べなくてもたまに痛い。
Q:下痢は?
A:今朝2回。水状。

血液検査でまた刺される。
今週4回目の針。

便検査。
搾り出した。

そしてCT検査。
初体験で興奮した。
MRIは経験有り。
MRIとCTの違いを聞いてみた。
MRIは磁力で測定。CTはX線で測定とのこと。なるほど。
更に造影剤投与。
体が熱くなると噂も聞き、X線技師からも言われた。

いざ、投与。
もらしたかと思うほど熱い。
体の内側から熱い。
スーパーサイヤ人になったかと思うほど熱い。
びっくりしないで下さいって言われててもびっくりするほど熱い。

CTのカメラが回りだす。
カメラを目で追いかける。
カメラが体を包んでいく。

おぉ。

心も体もCTという感動の渦に飲みまれていく。

造影剤の投与が終わる。
熱さも冷めてくる。
本当に瞬間の熱さ。

ワクドキが止まらないまま臓器と頭のCT撮影が終わった。


診察まで1時間待った。
結果。
PRCが5.2から2.3まで減少。まだ異常値だが、良くなっている。
白血球数は正常値。
鉄分、淡白も正常値。

CTの画像。
臓物類は大腸以外異常なし。

大腸の中の横行結腸から壁肥厚まで筒の膜が5倍ほど、内側に膨らんでいた。
炎症による膨らみ。
PRCの上昇と痛み、発熱の原因だった。

頭のCT画像。
隙間だらけだと思っていたが、意外とギュウギュウに詰まっていた。
所見なし。

便検査。
ノロウィルス陰性。

結果。
なんらかの感染性腸炎。

だそうな。

担当の女医さんと語る。
この女医さん、若くてキリってしてた。
「女にしてかっこいい医者」と書く・・・
理想の「女医」さんだった。

「入院の必要ないですよね?」
先制で聞いてみた。
「ないですね。自宅療養で十分です」
「地元の先生も大げさなぁ」
「でも、この横行結腸から先の膨らみ方は異常だから、痛いはずよ」
「たまに痛いぐらいですし、我慢できますよ。トイレの回数も減ってるから大丈夫かと」
「今週一杯は会社を休んで。移すといけないから。最初、紹介状がFAXで送られたとき、相当痛んでる患者さんだと思ってたけど、問診の途中から元気そうに見えたから、取りこし苦労だったわね」
「ですね~。元気って言ったんですけどねぇ」
「じゃ、お大事に」
「ありがとうございました」


腑に落ちない点が1点ある。
感染性腸炎が家族に移っていない。
会社にも。
誰にも。

感染源の思い当たる節を記憶から探り出してみた。

盆明け、ムスメが風邪を引いたときに飲んでいたペットボトルのお茶。
2週間ほど経った先週。
テーブルにあったお茶をそうとは知らずに、普通に飲んだ。
味も香りも普通だった。

でも、原因はこれしか思いつかない。

ペットボトルの中で細菌類が日中の温度で培養されて増殖。
それを口にした私。

所謂、自爆。
かもしれない!(桂小太郎風に)


今週の医療費が凄まじい。
諭吉さんが4枚ほど消し飛ぶ。
痛恨の2連撃。

まさしく「体は資本」だと痛感している今週。

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