2016年12月29日木曜日

212日目:響け!

響け!ユーフォニアム2。

泣いてしまった。

これ以上書く事無し。

浄化された。

2016年12月28日水曜日

211日目:キッカケ

娘には色々なアニメを見せている。
正確には、親子して見ている。

今期。
夏目友人帳 伍
文豪ストレイドッグス2
ブレイブウィッチーズ
双星の陰陽師
舟を編む
ステラの魔法
3月のライオン
クラシカロイド
響け!ユーフォニアム2


先日。

「大きな紙が欲しい!」

沸いたインスピレーションを止められず、お気に入りの「オーバーロード」のカレンダーの一枚を渡した。

「ありがとう!」

と言って書いたものは・・・

コントラバス。

なんで???

しかも綺麗に私の好きな「セバスチャン」の所を除いて。
現在「セバスチャン」は壁に貼ってある。
紳士でしょ。

翌日。
裏面のコキュートスが切れ切れになっている、紙のコンバス(コントラバス)を園に持って行った。

コキュートス。
尻尾から下を切られ、腕の長柄もなし。

お迎えの時先生から一言。

「今日はユーフォ?描いてましたよ。『ユーフォ』ってなんですか?」
「あぁ、ユーフォニアムです。チューバのちっさい版みたいな」
「あぁ!チューバも描いてました!」
「まじですか~~~・・・良かれと思え、吹部(吹奏楽部)のアニメを見せていて。見てないようで見てるんですね~」
「あと、トランペットも描いてました」
「あふっ」


さすがに無いと思ったのは将棋だった。
たまたまクリスマスに親父の携帯に「どうぶつしょうぎ」なるアプリが入っていて、それに度嵌りした娘。

「パパ~、3月のライオンってなんでライオンなの?」
「どうぶつしょうぎの王様って誰?」
「ライオンだよ」
「だったら、3月にライオンになるんじゃね?」
「ん?」
「3月に王様になるんじゃんね?」
「あぁ!そっか!」

ごめん、良くは知らない。
『ライオン=孤独』だと思ったけど言葉に出来ずに、これは多分違うと思うことを吹き込んだ。
そもそもコミック読んでないから先の展開さえ分からない、3月のライオン。

話をどうぶつしょうぎに戻して、ちょっと興味があり自分のスマホにも入れてみた。
ルールは将棋のような決まりがあって、ライオン(王)を取れば勝ち。

簡単といえば簡単。
詰め将棋みたいな、子供版。

「勝った~♪」
「負けた・・・」
を繰り返す娘。

一応アドバイス。
「数手先まで考えてライオンを誘導するのがコツ」
「うん~・・・」
まだ早いか。


まさかとは思うけど・・・
娘は結構アニメのセリフを覚えている。
まさかとは思いたいけど・・・
アニメ鑑賞で疑似体験して、実体験に繋げているんだろうか。
まさかとは思うけど・・・
たまにアニメ見て泣いてる。

高校時代。
アニメ好きやゲーマーの友達が成績良かったりしていた。
友達曰く。
「発想力がついた」
と。

まさかとは思うけど・・・
単にアニメが好きな娘ではないらしい。

2016年12月27日火曜日

210日目:こえが おくれて くるよ

一国堂さんではないけれど。
あれほど、シャープではないけれど。


今朝(けさ)。
声が(こえが)。
出なかった(かった)。

全くと言っていいほど声が出ない。

「それ変声器つけてんの?」
妻だった。

「パパ大丈夫?」
娘だ。

「だいじょうぶじゃない」
一国堂な私。

遅れてもいないし、モノマネでもなんでもなく、普通に声が出ない今朝。


マスクを装備して一日を過ごした。

夕刻。

大体戻った。
さすが、保湿・保温のタイガーマスク。マスクの保湿力に驚く。
それでも、まだハスキーボイス。


2日連続で鼻血を垂らしている時点で、肉体的にダウト・・・

1年半の休養は、ガチで体力を落とすらしい。

後1週間・・・

地球半周遅れてでもいいから、声が届きますように。

2016年12月26日月曜日

209日目:頂き物

疲れた所にほっこりさせてくれる1本の電話。

「お土産ありがとう!このビール探してたんだって」
「マジですか?だったら良かった~」
「中身もいいけど、瓶もいいんだよね~」
「多分飾りに使うだろうと思ってのチョイスでした」
「そう!良いよね~。栓吐きのビールなんて滅多にないから」
「でしょー」

10歳年上の私称アニからの電話。
ハウステンボスのお土産のお礼の電話。

人に喜ばれると気分は悪くない。
人に喜ばれる選択をしなければ・・・


ヒートテックのステテコとTシャツで遅めの夕飯。

『ピンポーン』
妻:「宅急便だよ」
私:「出てー」
妻:「kootの同級生だよさ」
私:「なら、出る」

昭和なおっさんの恰好で出てみた。
「ごめん、こんな恰好で」
「油断しすぎ」
「いや、さっき帰ってきてもうだるくてさ」
「あるわなー。で、2品あるよ」
「誰やろ」
伝票を見て、
「あー、はいはい。あーなるほど」
「大丈夫け?」
「大丈夫。今から配送あるんだよね?」
「今からが勝負だよ」
「あんま無理せんごと。ありがとう。あ、『佐川 きれた』で検索してみて。ひどいのが出てるから」
「何それ?」
「不在でキレた配達屋さんの動画がアップされてるから、気をつけて」
「おー、見てみる。じゃ」
「ありがとう!」

頂き物。
横浜在住の友達から「横浜作り」のビール1ケース。
と、ゲーム内で知り合った友達からの車のメンテ用品1パック。


まずは、横浜から電話していく。
「よぉー、まだ仕事~?」
「まだー」
「忙しいのにごめん」
「よかたっど」
「ビール届いた。ありがとう」
「なら良かった」
「でも、持ってる奴だった~」
「知らんどー。まぁ、在るに越した事ないっしょ」
「だね~。みんなで飲むわ~」
「そうして」
「ほんとありがとねー」
「兄の事もよろしく」
「時間かかるけど、いいっけ?」
「急ぎで」
「俺、友達少ないからなぁ」
「ビールは餌代だから」
「断るわけにはいかんねー。分かったー。探すよー」
「よろしく~」
「ありがとねー、お疲れ様ー」
「おつかれー」

まだ未婚の、二人目のアニの彼女募集をしなくては・・・


車のメンテ用品を送ってくれたゲーム内での友達(?)に電話をしてみる。
チャット以外でコミュニケーションを取るのは初めて。
ワクドキでしてみた。

「もしもし。○○さん(アカウント名)ですか?」
「いや、違います」
「んー、△△さん(実名)ですか?」
「そうですー。ってか誰ー??」
「koop(私のアカウント名)です」
「はぁ?」
「kootです。プチなギルドの」
「あーはいはい!あ、届きました?」
「届きました。ってか初めまして」
「あー初めましてか笑いやー、本当に繋がるとは」
「ですねー。ドキドキしながら電話してみました」
「いやー、ほんまに」

長くなりすぎるので割愛します。
話は車メインで熱くなった。


初めて話した感じではなかった。
リアルに『会話』のできる、話していてとても楽しい人だった。

こういう事もあるんだな~。
ネットってやっぱり繋がってるんだな~。
こういう、知らない人とも繋がる様なスキルは、これからはもっと必要なんだろうな~。
対画面からの対人化だな~。
そして、気が利く大人・・・

なりたいな。
そういう大人に。

2016年12月25日日曜日

208日目:ムスメの号泣

目の前の少女の涙収まる事を知らない。
流れる涙が引き付かせながら口を開く。

「ま だ あそ び た かっ た」
「もうクリスマスは終わりなんだよ」
「ま だ 泊 ま り たっかた」
「殺センセーみたいにマッハで動ければできるんだけど、ほら、人間ってそんなに早く動けないでしょ」
「・・・」

飛び込んできた。
受け止める事しかできない。

「あーーーーーー」
再度号泣が始まった。


2016年12月23日
ハウステンボスを満喫した。
9時から22時過ぎまでアラシックスズを引き吊り回し、遊び呆けた。

歩いた、自転車を漕いだ、20m上から落下もした。
観覧車に乗って光の迷路を発見し、実際の迷路で迷子にもなる。

光に溢れる幻想的な夜街をひたすらに遊び倒した。

2016年12月24日
島原、雲仙のヘアピン達を「僕にインビテーション」、「青春サツバツ論」のBGMで疾走した。

「海の隣が山ってすっげー」
「前がコンパクトカー達で、とあるCMみたい」
「せーいしゅーんさつばつろーん!!!」

山道を抜けた瞬間、突然眼を埋め尽くした景色が宿泊先だった。
やたらでかい。
門構えからして豪華。

大浴場の中にある一人用の贅沢な岩風呂から、ライトアップされた広葉樹と高層圏の筋雲に見とれながら、現を抜かす。

深夜手前。
妻とムスメが寝た後、私はチャットに必死だった。
ギルドチャットが炎上していた。
食べた物を吐きそうになる手前。内容は流石に書けない。マスターもこの日記を読んでいるだろうし。
多分一生忘れられない、腹筋崩壊する笑い話がチャットで流れる。
痛々しいクリスマスイブ。
そして、そのまま迎えたクリスマス。

悦楽を過ごした。


2016年12月25日

遊び疲れもピークを迎えるも、早朝からテンションマックスなムスメ。
サンタクロースが来たらしい。
ハッピークリスマス。
プレゼントは秘密にしておこう。

島原から熊本へフェリーで渡航中、鴎にカッパ海老煎で餌やり。
初めて間近で鴎を見た。
ハードボイルドな映画の鴎の鳴き声のイメージが崩壊するほど、愛らしい瞳。
空中に投げた海老煎をキャッチする腕前は、まるで空挺だった。

鴎達を後に、実家に戻ってきた。


夜ご飯を共に済ませ、帰る間際。

泣き出した。

「さーびーしーいー」

それもそうだと思う。

濃い2泊3日の小旅行。
それでも、ここに書ききれない事がたくさん有りすぎた。
SNSとかいじる暇も無い、楽しい時間だけが過ぎて行った。

これに悲しみを覚えたんだろう。

「また遊びに行こうね」
お袋がムスメを抱きながら伝える。

別れを告げ、家に戻ってきても泣き止まず、過呼吸まで行くかと思った矢先。
自分で呼吸を整えだした。
最終的には涙を止め、

「いつ遊びに行ける?」

真顔で聞いてきた。

下手な嘘は吐いたらいけない場面。
しっかり予定を思い出し、「パパは行けないが」と前置きをして30日と約束する。

笑顔が戻り、いつもなムスメに戻った。
ムスメは自制し、また一つ大人に変身した瞬間だった。


この2泊3日で、また成長をしたムスメ。
明日からは「ムスメ」ではなく「娘」と書こう。
それぐらい情緒、精神、外見含め、「良い女」になってきた。

2016年12月23日金曜日

206日目:テンボース!

来たよ。
ハウステンボス。

ザベステンボス。


感想は、あさって…


取り敢えず、今日の行程は。

3時半起床。
4時出発。
高速を快速で、8時半にハウステンボス隣接のホテルに到着。
9時ハウステンボス入り。
自転車、歩きまくって、クッソ楽しんで22時40分ホテルへ。


リゾートスパなるテルマエに浸かり、再びビール!


感想はあさって。

取り敢えず、クリスマスに過ごす旅行は色んな意味で凄いと知った。

特にバンジー!

一度はした方がいい!

一度は自力で落ちた方がいい!

一度とは言わず機会が有れば、またしたい!

2016年12月22日木曜日

205日目:更新落ち

11月末。
先輩が出向期間の任期を終え、無事に卒業をしていった。
晴れ晴れとした笑顔で挨拶を終える。

12月末。
私、クビになるかと思ったら、なんとなく生き残った。

同月末。
別の先輩が出向期間中、数字を取れずに年内でクビとなる。
この話を本人から聞いた。

弱肉強食。

弱い物は潰され、強い物だけが生き残る。
残酷な数字の世界に唖然としながら先輩の話を聞いていた。


3年間の出向予定だった。
それが1年3ヵ月で除隊。

1年居ただけでも凄いと思う。

「もう限界だったよ。ラストは酷かったよ~。数字が後から後から追いかけてきて怖かった。それから解放されると思うと少し嬉しい。けれどなんか悔しいな」
複雑な表情を浮かべながら淡々と語ってくれた。
清清しさは微塵も感じられない。

「でもさ、私達と今の人たちって制度が違って更に大変になってるんでしょ?」
「らしいですね。ガチ新規しか受け付けないって」
「更新が挙積にならないって厳しいね~」
「ですね~。きっと、俺は1年もいませんよ笑」
「大丈夫っしょ。だって、相談しやすいし」
「はぁ。数字を取る営業って型じゃないんですから、無理ですって。単なる相談役みたいな」
「それがkoot君のいい所だって」
「わかんないわ~」

自分の良さは自分では評価しかねる。
自分のスタイルが良いのか、悪いのか。
私には分からない。


私は1年間の出向。
短期決戦。
今年の8月から出向し始めたから来年の7月末が卒業となる。
上手く行けばの卒業。

多分、無理。
人生そんなに甘くない。

それに数字。
私は狙わない。って決めてるから。

特に死亡、医療、ガン保険などの『生保』と呼ばれる類の物たち。

私は失礼な奴だから、遠慮なしに手取り収入から、固定支出まで全て聞く。
それを踏まえた上で、家計改善も含めてフルコンサルをする。

家の中を除くようなお金の領域まで他人が話すかどうか・・・
当然、全く見知らぬ人なら話したくないだろう。
私だって、下手に話したくない。

だから、無理にコンサルはしない。

求められたらする。
がっつりする。家計改善、無駄遣い禁止令まで発動させて、その家庭を安泰の老後を過ごせるように導く。


そういう体だから、多分生き残れない。

更新落ちしたら、先輩みたいに複雑な気持ちになるのかな。

「私、こういう所でつまづくつもりもなかったんだけど、ましてやこの業界で働いて、出向までするなんて、最初は全く思ってなかったのに・・・なんか変な気分」
最後の言葉。

そうだよな。
人生何が起こるか分からないから不安なんだよ。

2016年12月21日水曜日

204日目:当事

太陽の中心が冬至点を通過し、北半球では一年中で昼がいちばん短く、夜がいちばん長くなる。

貴方は、しっかりゆず湯に浸かりましたか?


眼を閉じて、風呂一杯に広がった柚子の香りを一息に吸う。

「はぁ~、なんだったんだあれは・・・」

昨年は、柚子湯の柚子をムスメとボロボロに破壊し、浴槽を壊しかけた。
今年は、一人。
妻もムスメも入った後で、一人日中の出来事を思い返す。

嗅覚を失いかけていたが、ここ最近は調子がいい。
手のひら大の柚子を掴んで軽く絞る。

やっぱり柚子だ。
柑橘の爽やかな香りが鼻を通り抜ける。

「はぁ~、爽やかかな、爽やかかな」
「でも、あれはないだろう」

ぶつくさと独り言が増える一人の風呂。


日中の光が少ない本日。
お客様の所へ年末の挨拶回りをしていた。

1軒目を終え、2軒目に走ろうとするとき。

上がった・・・
滅多にない。
バッテリーあがりだ。

「なんでこんなときに、あがってんだよ!」

焦りと裏腹に車はいう事を聞いてはくれなかった。

仕方なく、レスキューを呼んだ。
30分待ち。

運転席を倒して寝るしかない。
暇だから。
こういう時にこそ、自分リチャージ。

窓を開けられない車内は冬至でも暑いことを知る。
汗が・・・
そして、こういう時に限って眠れない。

頭に掲げていた腕が痺れ始めた頃にレスキューがきた。

そして、すぐにジャンピング。
即行でエンジン始動。

やっぱりバッテリーだった。

「予兆はありましたか?」
「ありました」

ありましたって言った自分にウケた。
笑ってはいけない所で笑ってしまった。
最近、もたついてたから『来る』って思ってたけど、朝ではなくて昼に来るとは。1時間以上走らせて、たった10分放置しただけでバッテリーが上がるとは予想だにしていなかった。
保険屋が予想外の出来事に遭う。
ツボだった。

そういう余計な事を考えていたら、「ありました」の言葉が面白すぎて、
「ジャンピング道具買うかなぁ」
とかレスキューさんと話してしまった。

勿論買わない。

ノリだ。


エンジンはつけたままで挨拶回りを済ませ、バジェさんに電話を入れる。

「バッテリーの安いお店知らない?」
「うちにあるよー」
「いくー」

さすが、バジェさん。
颯爽と交換して、洗車までして頂いた。
今回もありがとうござました。


柚子が眼に染みる。
恥ずかしい一日を思い出してしまう。

「普通上がるか~」
「時間がないってのに~」
「あ~災難だわ~」

ぶつくさ・・・

独りの夜は長い。

2016年12月20日火曜日

203日目:歯磨き

5歳、年長組みのムスメ。

来年から小学校なのだが・・・


異常に歯磨きが遅い。
しかも、できていない。

毎日の様に怒られるムスメ。

よく持つなぁ・・・

私ならそれに耐えられるメンタルがないから、ある意味関心してしまう。


スピード感っていつから覚えるのだろう。

時間をかけて、かけて、かけて、30分。
歯ブラシを加えたままで、全く駄目。
これは痛々しいほど時間の無駄。

教え方が分からない。
伝え方が分からない。

その30分。

超無駄だと伝えるも伝わらない。


『時間の概念』。
どうやって教えたらいいんだろう・・・

2016年12月19日月曜日

202日目:自分を検索してみた

今週末の最大の予定。
今年最大かもしれない。
ハウステンボスに行く。
そこで現在コラボしているのが、「銀魂」。

楽しみだから、
『ハウステンボス 銀魂』
で検索してみた。

そしたら、過去の日記を発見・・・
上から11件目・・・

(うそん・・・)

こういうの、自分で見つけると結構恥ずかしい。
勿論、読まない。


ついでに自分の本当の名前をグーグル先生で検索してみた。

私の名前はかなり珍しい。
過去5年以上前に検索した時は私しかいなかった。
ほら、務めていると、どれだけ自分の情報が漏えいされているか確認したりしない?
その時の記事は・・・過去の栄光。陸上だった。

今検索してみたら・・・
おぉ、知らない人が出てきた。
やった。同姓同名がいるってなんか嬉しい。

ってか、同じ県内在住だという事に気付いた?!
他に同姓同名は見つからない。
日本で2人だけの同姓同名。
それが同県に二人もいるって、ある意味で人口密度が高い。
というか、奇跡。


そして、もう一つの自分の名前を検索してみた。
エセ小説家の方。

あーーーーーー。

一番上ーーーー。

出過ぎーーーー。

やめてーーーー。

恥ずかしーーーー。


自分で自分の名前を検索する事は、自分で自分を弄るように破廉恥で、これ以上の放置&羞恥プレイはない気がした。

2016年12月18日日曜日

201日目:たかがゲーム。だとは思わないほうがいい。

ほら、ソシャゲってさ、知らない人を同行ってできたりするじゃない。
ゲームをする人は分かると思う。

私も知らない人を同行させたりする時ある。
でも、フレンドの申請とか極力しない方。
できればギルドの人達でフレンドとか済ませたい派。


見ず知らずの人からフレンド申請が来る。
私の場合、『許可』せず速攻で『拒否』。
だと思ってる。
ってか、そうしている。

大体、私以外のメンバーでも『拒否』のパターンが多い。


ユーザー情報に一言コメントが入力できる。
これはフレンドでなくても誰でも閲覧可能な情報だ。

大概のコメントは、
「よろしくお願いします」
「ギルイベ(ギルドイベント)がんばろう!」
とか。
まぁ、そんな挨拶文的な情報。


そんなところに・・・
唐突にやってきた・・・

「現在フレ申請中のkootさん、うちの○○ギルドへきませんか」

(は、い・・・?)

一言コメントに私宛へのコメントが・・・
こういう申請はさすがに無下に対処出来ない。


勿論、知らない人。
それに、どんなギルドかも分からない。
今のギルドから出る気もさらさら無い。
けれど、一応情報収集してみた。


そこは現在5本指に入り、前回のイベントでは2本指に入るギルド。
ガチで世界屈指のギルドだった。
更にフレンド申請、「現在フレ申請中のkootさん、うちの○○ギルドへきませんか」を送ってきたのは、そこのマスター(リーダー・団長)だった。

例えて言うなら、石油王からの精鋭50人の中で、超高給取りで働かないか?
という、勧誘。


もう、恐れ多くて、対応の仕方にパニくる。

「どうしよー!!!」
取り合えず、現在所属ギルドへ、上手な断り方を聞く。

流石だとしか言いようが無い様な、充てにならない回答ばかり。
最終手段。

「『kootはマスターのサブアカです』で行こう笑」

まぁ、ないわな。
マスターのサブアカだなんて、私も恥ずかしい。


馬鹿げた作戦から5時間・・・
相変わらず投げられた申請は取り消しになっていない。
このもどかしい状況が嫌いな私。

相手は、世界を股に駆ける長。勿論、私が所属している所も世界30位くらいの大規模なギルド。例えるなら、日本の自動車会社の精鋭50人の中の私はトップクラス。

誠意を尽くした言葉で悪意無く断りの了承を得る術が最善手としか思えなくなり、意を決して個人チャットにて直接交渉に出た。


結果は・・・
「残念です。kootさんはギルド愛に満ちているのですね。私の交渉が例え上手くても引き抜けません笑。直接お返事してくれてありがとうございます」

話が通じる人で直接連絡を取って良かった。


たかが、ゲーム。されど、ゲーム。
ゲームでも人格、性格が分かる。
今年リアルの仕事も含めて4度目のスカウト・・・
もう今年のスカウトはコリゴリだわ。

2016年12月17日土曜日

200日目:ムスメの最後の発表会

私が小学校の頃使っていた鍵盤ハーモニカ。
私の後、3つ離れた弟が更に使った。

そして、約30年弱の時を越えムスメが使っている。

長子だから新しいの買えばいいよ。

そういう考えもあるかもしれない。

けれど、どうしても使って知って欲しかった。

『物を大事にする事がどれだけ大変で、大切な事か』を。


ムスメの園での発表会は本日で終わった。

最後の最後まで、写真とビデオの両刀で真剣に見ることが出来なかったことが心苦しい。


ムスメは3歳で園に入りそれから4年。
1年目、泣いて泣いて仕方が無かった。
2年目、泣かずに舞台で笑顔を振りまいた。
3年目、笑顔と共に力強さが加わった。
4年目、最後の年、情を入れた演技に色気を増していた。

あれから4年か・・・


最後の演奏。
あの鍵盤ハーモニカが響いた。

時間と共に紡がれて行った音色には深みがあり、ムスメの演奏で更に熟していった。

「来年には卒園」
という言葉が頭を過ぎると、成長を見られることが何よりも嬉しく切なくなる事が、時の流れだと激感してしまった。

まだまだ。
これから健やかに成長していき、徐々に自分の音を響かせていって欲しい。
切なる願いを抱いた。

2016年12月16日金曜日

199日目:年末で困るもの

1:髪の毛。
薄毛じゃない。ただ髪の毛が細いだけ。更に猫っ毛な私。
冬は寒いから伸ばしたい。
でも、髪の毛が目にかかってくるとうっとおしい。
だから・・・仕方なく切った。

仕事関係なし!の、勢いでいつものお店でカットしてもらった。

私、やったよ。
やったった。
やってしまったよ。

ツーブロック入れてもらった。
悪までも自分らしく。そして、お洒落に。
ってか、今時、ツーブロックがお洒落なのかは不明・・・
13年の付き合いのお姉さんに任せたから、多分大丈夫。多分、メガネに似合っているはず。

スッキリ~を手に入れた替わりに失った。
後ろ髪がなくて・・・

寒い!
寒すぎるよ!!!


2:バチバチ。

しっかり水分は摂ってる。
水分と関係があるのかはわからないけれど、電気が走る・・・
静電気。
静かじゃない静電気。
これは雷だよ!
マジでビビル。

「ぬぁーーーーー!」
どこに触ってもビリビリくるのが怖い。

こんな私がガソリンスタンドに行くのは危険だから、極力給油しないようエコ運転を心がける・・・

痛いんだよ!!!


3:クリスマスツリー。
代々我が家ではクリスマスツリーを置かない。

幼少期。
「こんなゴミすぐに使わなくなるから買わない」
と、親に反対され、うちにはツリーを飾らなくなった。
そして今も。
ムスメには辛いだろうがクリスマスツリーを飾らない。

「ほら、園においてあるでしょ」
で誤魔化している。
いつかは人並みに揃えないと間違いなくトラウマになる。
がんばれ、私。


4:年賀状。
某店員の橋元君お勧めのプリンターは流石に早い。
3家族分、270枚の内、170枚を2時間弱でプリントアウトしきった。
170枚は私の実家、妻の実家分。

そして、今・・・

「あーーーー!妻の実家分の宛名入れしてねー!!!」
「あーーーー!うちの年賀状まだ刷ってねーーーー!!!」

デザインすらも決まっていない我が家の年賀状。

あーーーーー!!!!
年末ってなんでこんなに訳が分からないくらい忙しいんだ!!!!
誰だよ、『年末』とかっていう単位を作ったのは・・・
アインシュタインだな!!!
2進法の12進法とか次元作るから時間に追われるんだよ!!!


いくらあっても足りない時間と空間。
私は間違いなく欲張りだ。
したいことがありすぎる!!!!

2016年12月15日木曜日

198日目:虹の素

雨の隙間を縫った虹を見かけた。

(あの虹の端には確か」・・・)


物理科だった私。
虹は光の屈折で出来ている。
カップルが寄り添う夕日も光の屈折。
虹色に輝く玉虫や、パワーストーンであったりするサンキャッチャーの類。

落ちる夕日を眺めては、大気中の埃や水分の量が大体分かったり。
飛行機雲を眺めては、今から、明日の天気が分かったり。

こういう類の『光』の原理、『波』の原理とかを知ってしまうと、『物理』を学ぶということは、ロマンの欠片さえも失う事だと思う。


「あのさぁ、虹の根元って知ってる?」
「根元とか無いでしょ」
「いや、あるんだって」
「なにが?」
「虹の端、両端に、はげたオッサンが虹色のビーム出し合って交信してるって。知らんかったん?」
「マジでか?」
「当たり前の話」
「覚えとく!」


ふとくだらない話を思い出した。

『狐の嫁入り』は剥げたオッサンが交信している真っ最中。
邪魔してはならない。

あの、虹の端の根元。
あそこには何かを伝えたい、夢を魅せてくれるオッサンがいる。

このことを、ムスメに話した。

「マジで?!じゃぁ剥げたオッサンに会いに行ってみよう♪」

辿り着くはずも無い旅が始まりそうだ・・・
それもまた楽しいわ。

2016年12月14日水曜日

197日目:銀杏

真昼でも太陽の南中は低く、ビル街の陰りは路地を暗く覆っている。
反して、銀杏の山吹色の葉は散り積もり、時折の北風で陽の光を浴びて右往左往舞っている。

缶コーヒー片手にハンドルを持ちながら、乾いた灰色の世界で揺れる鮮やかな色に見とれてしまった。


私もこんな風に躍らせれているのだろうか。
自身、それほど煌びやかではないのは分かっている。でも、せめてを思うのは自由でありたい。


道路の端で留まろうにも風に煽られ、流されていく。
2枚が1枚引き裂かれそうになった、または1枚が2枚に重なった葉は何処に行くのだろう。
ずっとそこにいられず、最終的には人為的に回収、それとも、川や海、山へ没するのだろうか。
色彩と逆の一面を持つ銀杏の葉に、なんとなくの侘しさを感じてしまった。


車の窓を開け、寒風を車内に取り込み気付けする。

うっし。
走るか。

青信号と共に山吹を散らして走る。
私も走り続けるしか行き場がないのかもしれない。

2016年12月13日火曜日

196日目:雨時々霧、後に晴れ。

快速で薩摩半島を縦断した。

久しぶりの長距離ドライブでテンションが上がっていたところを、興ざめさせるような出かけの雨。


昨夕の事。
久しぶりにムスメを迎えに行き、お風呂が沸くまでギターを弾く。
暇だから。
久しぶりのストレス発散。

『酸欠少女さユり』さんの『るーららるーらーるららるーらー』をYou Tubeでテレビに映しながら弾き鳴らす。

気持ち。
「うおぉぉぉぉぉぉりゃぁぁぁぁぁ!」
この曲、ガーーーーって掻き鳴らせるからかなりストレス発散ができる。

1周目。

スッキリ。

気持ち。
アンコール。

2周目。
始めようと・・・
気付けば、ムスメがギターを担いでいた。
「パパ、一緒にやる♪」
「おけ!」

ジャンジャンジャンジャンジャンジャーン・・・

私の気持ち。
「うおぉぉぉぉぉぉりゃぁぁぁぁぁ!」
ストレスの発散。

ムスメの姿。
S.yairiの小型ギターをオープンコードで激しく掻き鳴らす。
ムスメの姿から察する、ムスメの気持ち。
「うおぉぉぉぉぉぉりゃぁぁぁぁぁ!」
詩の解放。

頭を揺らしながら、腕を激しく振り回し、全身でギターを鳴らしている。


ムスメの音は遠く、私のギターでは及ばない。
使い方が、弾き方が、心から出していた。

云わば、ムスメの『叫び』。
だ。


そんな昨夕の出来事を思い出しながら、ドライブしていく。
ムスメと弾いた『るーららるーらーるららるーらー』、1曲のみのエンドレスリピート。

早く、コードを覚えてくれないかな。
そうすれば、すぐに私を越えて飛び立つだろうに。

2016年12月12日月曜日

195日目:無力だと思った

本日、ギルド内のメンバーが手術。
ゲームの中の知らない人。
でも、仲間だと思ってる。
私達は本当に強い。
リアル禁句のゲームの世界でも、絆は強い方だと思う。

手術内容は、多分、心臓バイパス手術と思われる。


「最後にならないよう頑張ってきます。
それでも駄目だった時は除隊お願いします。
マスター、kootさんありがとうございました」

彼女(彼?)からのギルドへ、マスターへ、私宛へのチャットだった。


結果はまだ分からない。
どういう状況なのかも分からない。


約半年の「ゲーム」の中だけの繋がり。
でも、ギルド数は優に数万あるうちの37位のこのギルドはこのままでは終わらない。
みんなが勇気付ける。

「早い帰りをお待ちしてます」
「勝って下さい」
「祈る事しかできません」
他・・・


「最後とか言わないで下さい!
必ず、大丈夫!
絶対、大丈夫!」

私は、『必ず』、『絶対』という言葉は、根拠が無いから使いたくない。
けれど、もうどうしようもなく、情に溺れてしまい言ってしまった。

本当に祈るしかない。
きっと天は見ている。
信じたい。

「帰ってきました!」
の言葉を早く聞きたい。

この無力感は一体、何・・・
過去形の言葉が嫌に気になる。

2016年12月11日日曜日

194日目:本日のムスメ名言

大掃除2日目。

「パパ、何か言う事あるでしょ」
「うん?」
「ほら、私、がんばったでしょ」
「あぁ、お掃除ありがとう」
あたりまえでしょ


掃除をしながら。
「何聞きながら掃除しようか?」
「なんでも♪」
「任せるよ」
「そしたらパパの好きなバンプで♪」
「ナイス!」
掃除にリズムが乗る♪


どん兵衛のCMを見て。
「おー、ネウロイやな」
ネウロイ:ブレイブウィッチーズに出てくる、突如出現した異形の敵。
あれはUFOだよ!
「おぉ、さすが!」
妻、キョトン。


お風呂で。
「パパ、英語喋って」
「うん~、そしたら、何か怖いものが徐々にやってくるシーン・・・
オウマイガ・・・オゥ・・・ガーッ・・・ノー・・・ノーー・・・ノーーー!!!」
「ぎゃはははははは!!!」
「では日本語で・・・おい、来るなよ・・・マジでか・・・やめて・・・おぃ・・・やめ・・・やめて・・・やめろーーーーー!!!」
「ぎゃはははははは!!!!パパ超ウケルんですけど!
ガツンっ。
笑いすぎてひっくり返り、浴槽で頭を強打したムスメ。

そのリアクションもさすがです。

2016年12月10日土曜日

193日目:大掃除

大掃除1日目。

二日に分けて屋内、屋外で計画を立てた。
本日、屋内を中心に進めた。

私、高所、水周り。
妻、窓、サンルーム。
ムスメ、フローリング。

各自、ポジション分けを行い没頭する。
昨年は「そうじ」の「そ」さえも知らなかったムスメが今年から参戦を自分から申し出た。


まずは、メダカの水槽の水換えから始める。
6匹のニートメダカ達は元気すぎた。
移し変えのときに、3匹が手元から撥ねて行った。キッチンで横たわる2匹を見つけ、慌てて拾いに掛かる。これがなかなか掴めない。どう触っていいのかわからない。最悪つぶしかねそうになる。
意を決して割り箸でやさしく挟む。
功を奏して救出できたが、残り一匹が見つからず数分が経った。

やばい。また虐殺・・・

かと思ったとき不思議な光景を見た。

今朝飲んだコーヒーの残り。
その中を平然と泳ぐメダカを。

「何、有意義にカフェイン中毒してんだー!!!」
メダカに余すことなくツッコミつつ救出。

6匹のニートメダカ達が洗われた綺麗な水槽で泳ぐ姿は幸せそうに映る。
ゲドックスもしてください。


次に取りかかったのはリビングのフローリング。
ここはムスメの担当だ。

「布巾を持って駆け抜けろ」
「したことないよ」
「テレビでみたことあるでしょ?」
「あぁ、あれね。やってみる♪」

床の目地に沿って走る。

とととととっと。

まぁ、そこまで広くは無い我が家だから直ぐに終着してしまう。

「これさ、滑るね。でも楽しい♪パパもする?」
「いや、パパは外で絨毯を叩いてくるから」

布団叩きを片手に、スリッパを履いて外に出る。

『撫でる様に叩く』
これは兵長からの教えだ。
実践してみても払っている気にしかならない。つまらない。何をするにしても面白みが無いと興じない。
フルスイングしてみた。
「バシーーーーーン!」
会心の当たりは、音で近所に響いていく。埃も朝日に照らされて舞い立つのが良く見える。
(これだよ、これ)
あまりの快感から、フルスイングを繰り返した。

時折、庭から床を往復するムスメを見てみた。

嬉しそうに手を振るムスメ。

距離3m・・・

手を振るには近すぎるだろ・・・

窓を開け一言。
「パパも床拭きしてみる?」
「いや、どう見てもパパは絨毯を叩いてるでしょ」
「そだね」

そっけない。味気ない返答が悔しかった。
(しょうがねぇ)

「うおぉぉぉぉぉりゃぁぁぁぁぁぁ!!!!」
布団叩きを振り回し残像を描くように絨毯を滅多する。

「おぉ!!!!!パパすごっ!」
「だろ・・・これがパパだ・・・」

息切れしてた。


屋内に入ると床はピカピカに磨かれていた。
新品に負けず劣らずのフローリングに寝転ぶと爽快だった。

「上出来、上出来」
「でしょ。あ、はい、パパ」

手紙と一緒にチョコレート・・・?を渡された。

『おつかれさま』

の一言が手紙に書かれていた。

年長さんが『おつかれさま』っていう言葉の使いどころを知ってるのかよ?!
ツッコミ半分、嬉しさ半分でありがたくチョコレートを食べる。
甘い。美味い。

「お前もお疲れ様」
初めての大掃除を満足気に疲れきったムスメの笑顔はチョコレートより嬉しい。

これが、大掃除。
『おつかれさま』
の使いどころ、ナイスだよ!!!!

2016年12月9日金曜日

192日目:フローラル

寂しがり屋のムスメは昨夜も同じ床で就寝。
先に布団にはいった私。

隣で、
「はやく布団を・・・」
といったように身を震わすムスメ。

(はいはい)

布団を二人でかぶり就寝。


かと思ったら、入口のドアが開いていたのが気になったらしくムスメは布団から出た。

『人の頭の上は通るな』

我が家の教えでもあり、共通の教えだと思う。

そうでありながらも、ムスメは半ば強引に、私の頭をまたいだ。

「こら!!!」

と言いかけたその時。


ブッ。
間違いなく私の目の前のムスメのお尻が声を上げた。

(は?屁?)

「ごめん、おならした!」
屁だった。

我が家ルール。
『おならをしたら宣告する』
臭い時に逃げるため。

それをまさに宣言した。

「頭の上でおならかよ?!」
逃げられず、怒れず、思わずツッコム。

「ごめん」
「もう、頭の上も通るなよー」
「はーい」
「おならも顔の前でするのは禁止」
「はーい」


妻の顔に屁を浴びせたことはあるが、浴びせられたことはない。
誰にもくらわせられた事は無い。
ただ、ムスメを除く。

危険なので真似しないでください。
しかし、ムスメの香りは・・・
フローラル♪(親バカ)

2016年12月8日木曜日

191日目:箱

「先生はずっと先生だよ」

高校時代の先生が先日話していたことを思い出した。


ふと、事務所で教師の話となる。

この話を上司にしてみた。

「確かに。順当に行けば、7歳から小学校に通い、中学校、高校を卒業後、大学へ進む。大学を卒業後、先生となって、早期退職なら55歳、普通にいけば60歳で退職。先生はずっと学校から出られないんだよ」

そりゃぁそうだ。

先生はずっと先生であって、ずっと学校という『箱』の中にいる。

「退職後、塾の会長とかになる人もいるらしい。先生はずっと先生でいるしかないんだよ。それしか、生き方がないから」
先日、現校長先生と話している中で聞いた言葉。

それ以外の生き方・・・
ないのかな。


確かに。
『先生』という職業が天職な人もいるだろう。
だから、大学を卒業後先生一本で行く方もいらっしゃるのだろう。
教職員免許を持っている人で、過去に教鞭をとった、今は別の仕事についている。そういう人もいる。

自分が先生に向いていないから?
多分、向いていないから。
寧ろ、将来を考えると、閉塞的空間、学校という『箱』の中で半世紀を費やすのが勿体無いとも考えての結論で、教職を辞めたのだろうか。
その勿体無い免許はどうなるのだろうか・・・


無論、私には教職は向いていないだろう。
半世紀も同じ事ができない。
歴史は走っていって、技術も変わり、道徳も変わる。
それに対応できるだけの器量ももっていない。

『箱』がなんなのか。
知りたい気もした。
それは本当に『箱』なのか。
紙なのか、鉄なのか、ガラスなのか。

ぶち壊して、中から出てみればいいじゃない。

そう簡単にいかないからその人にとっては『箱』なんだろう。


かと言っても私も『箱』の中の一人の人間。
教職とは別の『箱』。

私は『箱』という一社会で大人しくしていられそうもない。
否が応でもぶち壊すだろう。
そんなものは、時間と意志でどうにでもなる。

柔軟な発想、強靭な信念、曰くは経験値の豊富さ。
膨大な情報、全てを一人生で得られない事は事実。
せめて人であるなら、人の話を実体験として心に留めて置きたい。
それが、糧になる。


何を言いたいかって。
自分の話をするより、人の話を聞いていた方が、引き出させた方が勝ち組になる。
そう思った。

2016年12月7日水曜日

190日目:果報は寝て待った

天は見てない様で見ていた。


寝てた。
犬は常に寝てる。

でも、降りてきた。

You're firedされそうな宣告を受けて10日目。
何気なく目標を達成した。
正確には達成させてもらった。

おこぼれ、頂きました。

バッター、ローアウトコースのボールを踏み込んでピッチャーの右方向へ返したーー!
ピッチャー、しぶとく左足を出して、かろうじて打球の勢いを殺す!!
セカンドが飛び込む!
右手で掴み取りそのまま1塁送球!!!!
ランナーっ・・・
アーーーーーーーウット!!!!

いぶし銀のセカンド、社長のナイスフォローーーー!!


首が残った・・・
残っただけではなく、更に増えた・・・?
ケルベロス状態。
首が3つのギリシャ神話の犬の怪物。
冥界神ハーデスの飼い犬であるケルベロスの暴走は収まらない。


嬉しいような悲しいような。
また、自分の意思とは違った生活が3ヵ月間続く。
更新が3ヶ月ごとに来るから。

邪神の飼い犬になるくらいなら、次はクビになろう。
ろくろっ首並になが~い首で宙ぶらりんにならないくらいの、重力に負けないくらいの長さでいいから。

どっちにしても人じゃないdeath。

2016年12月6日火曜日

189日目:カレーを飲んでるときに

まさにその時、

「え~?私は女型の巨人役~♪」


カレーは食べ物ではなく飲み物だと思っている。

咀嚼回数が減るから、ほぼ飲むに等しい。


まさにその時、

「ミカサはさやちゃん♪」

「何が?」

「巨人ごっこ~♪」

は・・・・・・
あ・・・・・・?!
あ゛ーーーー?!

『進撃の巨人』が「ごっこ」遊びでリニューアル!

なんだよ!その遊びは?!

ってか、ムスメもサヤちゃんってそんなに運動神経、スペックが高い方とはいえないでしょ。

「たまにね、サシャになって、みんなサシャになりたいって言うんだよ~♪」

ぐはぁーーーー!!!!

食い辛抱キャラの人気がハンパねぇ・・・


カレーは食べ物ではなく飲み物。
咀嚼回数無し、飲む!

まさにその時、

「巨人ごっこって、と~っても面白いんだよ~♪」

ブシャー。

しそうになった。

遊び方は聞かないでおこう…

2016年12月5日月曜日

188日目:李陵読了

著:中島敦
作:李陵

読了。
すこぶる面白さだった。

人間にはふさわしい事件しか起こらない。
見てない様で天は見ている。

数奇的「運命」という事実を感じる作品だった。


私は、漢書や人物書には全くもって興味が無い。
そう、根拠という物が薄いからだ。

しかし、司馬遷登場以来、見方が変わった。
司馬遷にも見方次第で意見が異なることは知っている。

漢書からの抜粋であっても、司馬遷に対する刑の重さに対する描写の中で、中島敦の激しい憤りを感じる箇所が著しく多い。
多分に、司馬遷に敬意を持っていたのだろう。


「李陵」に関しては資料不足の中でも心中の筆力に圧倒された。
蘇武との関係はまさに、「運命」に相対する二人の男の価値観の違いをまざまざと感じる。


「運命」か・・・
確かに私も数奇な運命で今の所以がある。

ムスメの体調不良により、病院に連れて行き、寝かしつけその間に「李陵」の読書。
中耳炎だった。

悪質な中耳炎には何度も対応しているが、今月、師走の月曜日に限って仕事を休まなくてはならなかったのは、痛恨の悲劇だと思った。
クビ寸前だから。

しかし、今日、このように本を読む時間を「くれた」ムスメに感謝しよう。
私にとっては、もう数字なんてどうでもいいやの一言に尽きる。

これも、「運命」だろうと受け止める覚悟があるのだから。
肩の荷が落ちた気がする。

2016年12月4日日曜日

187日目:土日の過ごし方

2016年12月3日

ムスメ、初の習い事である陶芸教室に通う。

今回は轆轤回しや粘土細工ではなく、クリスマスにちなんで、折り紙を切り合わせたレリーフの作成。
参加者は、小学4年生の男の子1人とムスメの計二人だった。

私は案件があり30分遅刻して見に行った。

黙々と楽しそうに星や葉っぱなどをはさみで切り進めるムスメ。
それらを自分らしく画板に貼り付けし、デザインしていく。

「大人では出てこない、素敵な発想を持つムスメさんですね」

先生の言葉が、ここの教室に通わせてよかったと思われるものだった。

可能性の一端が、手先の器用さ、更にデザイン力。
これを磨く為に、また集中力を育てる為の教室。

私達親の出番は全く無く、素敵なムスメらしいレリーフが完成した。

レリーフの完成後、今年最後の教室ということもあり、宝探しゲームが始まった。

クイズラリー的なもので、キーワードを並べると答えが見つかるゲーム。
ムスメは掛け算や漢字が読めないので、男の子に必死について館周辺を走り回った。

「宝探し、楽し~♪」

プレゼントでお菓子の詰め合わせを貰い帰路。

「パパもさぁ、クイズ作っておうちの周りに置いて行ってよ」
早速、宝探しに嵌った模様。
「おーけー。でも、意外とクイズを作るのも大変なんだよ」

多分、この宝探しは年明けになるだろう・・・


私、今は営業。
それまで内勤を10年勤めている為、紳士コートなる類の物は持っていない。
陶芸からの帰り道、紳士コートを探し回る。

形的にブラックやネイビーが主流のトレンチコートを狙う。
しかし、ブラックやネイビーは一般的過ぎて私の個性が出ない。
社会人として、スーツやコートにも個性は出しても良いと思っている。出来れば金髪で仕事がしたいのが本音。
多分に、ここ端っこの地ではNGなのかも知れないが・・・

狙った色はキャメル。
大人綺麗目で派手すぎず、カジュアルにも使える。

これがなかなか形、デザインの揃った物が見つからない。
しかも、キャメルはあまり置いていない。
しかし、今年の流行はキャメルだと店員さんから情報を得た。流行に反した物の無さ・・・
尚更、NGの予感が漂う。

前日の金曜日。
多分そうだろうと、社長に確認はしておいた。

「すいません。コートってキャメルでもいいですか?」
自分だけが気にしていても始まらず、大人として恥ずかしいと思う質問でもあったが、一応確認だけはしておく。
「別になんでもいいよ」
そうだよね。3つしか歳が変わらないから、別にどうでもいい話なんだと思う。

まぁ。いいや。
私は、私だ。

トレンチではなくステンコートのキャメルを購入し、札を取ってもらい着て帰る。
こういう所は子供っぽい。

渋い・・・
マジでカッコイイ・・・

自分で自分を褒める帰路だった。


その夜。
友達の兄と、指しで飲む。
兄とは家族ぐるみのお付き合いをさせて頂いてもらっている。
まだ、独身な2つ年上の兄。

場所は、学生時代に初めて知り合った、古びた居酒屋「銀次」。

約4ヶ月ぶりに会い、ビールで語り合う。

オッサンの会話は。

意外と兄は「まど☆マギ」が好きだった。
聖おにいさんのキャストについて語る。
仕事の話、PSW(精神保健福祉士)の資格取得者であり、互いの仕事の情報交換を行う。
そして、一番に盛り上がったのは「水曜どうでしょう?」だった。
やはり、水どう?好きに悪い人はいない。

そのままの足で、マンガ倉庫でデート的な展開になっていった。
アルコールが入り、メッカに足を踏み込むと自制心に歯止めが利かず、フラフラと物色してしまう。
特に私が着て行った「Barbour」のオイリージャケットの中古を二人で眺め、品定めをする。
深夜11時。
オッサンが古着をウロチョロ。
「Barbour」の前で私の「Barbour」と見比べ、メンテナンスについて語り合う。

そして、クレーンゲームで一松の枕を兄に取ってもらい満足気に兄宅へお泊りとなる。

初の兄宅。
最初目に飛び込んできた、蓋式ゴミ箱の上に炊飯器が置いてあった事に爆笑する。
「これあけられないよー」
「自炊してないでしょ」
「ルームの真ん中にライター落ちてるし」
「ってか、布団が二つ並んでるって、普段どっちで寝てんの?!それとも彼女がとか」
書くとキリが無い。
ツッコミどころ満載の部屋を取り合えずツッコミ倒して、再度乾杯する。

友達、兄からしたら弟へ電話するも流石に0時。
出ない。
当たり前に出ない。
兄とのツーショット写メをLINEで送っておく。

話し込み3時。
勝手にお風呂を借りて床に就く。


2016年12月4日。

「キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーン」
近隣の学校の鐘で目が覚めた。

10時だった・・・

合計4Lのビールは流石にダメージが残る。
兄が買ってくれたオランジーナ ホリデーミックスウィズベリーは室温に戻り、開けると炭酸のパンチも少なくなっていた。それでも、若干の二日酔いが残る私には、気持ちアルコールが抜ける感覚を覚えた。

そのまま家に兄に送ってもらった。
楽しい一夜をありがとう、兄。


帰宅後早々に着替え、文豪の本を探しに行く。

有言実行。
太宰治:斜陽、人間失格、桜桃、その他7作の詰め合わせ
森鴎外:阿部一族、舞姫
泉鏡花:高野聖
織田作之助:夫婦善哉、五代友厚
中島敦:李陵、山月記
を購入。

中島敦から読み始めた。漢字が難しいが、筆力に圧倒される。知らなかった文豪だけに序盤から取り肌が立つ。


昨日からの疲れを癒す間も無く、ムスメの縄跳びを見せられる。
「20回飛べるんだから!」
仕方なく付き合う為、重い腰を上げて見に行った。

「いくよー!!!」

トン、タン、トン、タン、・・・

リズミカルに一発で20回を飛びきった。
信じられずにいつの間にか体が動きムスメとハイタッチしていた。

最近まではリズムさえ取れず、縄さえ上手く回せていなかったムスメ。
いつの間に、飛べるようになったんだ・・・

時間が濃く感じる。
そうして、日記が書けなかったと言う件。

2016年12月2日金曜日

185日目:4日間狂戦士(バーサーカー)

自分で言うのも恥ずかしいぐらい、スマホゲームが好き。
特にギルドランキングイベントとか、睡眠時間を削ってでも集中して嵌る。

思うに、数年ぶりに狂戦士化してみた。
ひたすら、同じクエストを周回するという、「飽きる」を通り越した鬼畜状態を4日間してみた。

今回がっつりプレイしたのは。
ソード・アート・オンライン-コードレジスタ-。


自分でもバカだと思った。
完全に狂ってた。
普通、スマホゲームとかって『ガチャ』があるじゃない。
キャラクターやアイテムが出る奴。
『ガチャ』を引くためにゲームをしている人もいるだろうけど、その『ガチャ』を引くための石(チケット)的な物で、スタミナを回復し続け、ひたすらに身を粉にしながら周回した。
勝ちパターンを見つけたら高速周回する。

朝一から周回し始めて、仕事して、帰ってきて夜更かし。
クエスト・・・
クエスト・・・
クエスト・・・
5、6時間はぶっ通す・・・

ガチャ用の石もとろとろ溶かしていく。

リアル体力も削った。

眠い。
でも、やる・・・

4日間、時間にして96時間。
内、計36時間ほどゲームで稼動。
睡眠時間が計20時間ほど。
勤務時間40時間ほど。

大の大人がガチでやったら、メシの時間後は直ぐに取りかかる。
この、根性だけは認めて欲しい。


結果。
10,000位以内が入賞。

私・・・
265位。

200位切れなった・・・

一桁のランカー達は私の6倍ほどのポイントだった。
単純計算しても4日間、時間にして96時間という枠を越えた異次元レベルのプレイスタイル。
間違いなく、彼らは運営側の人間か、ニートか、ゲーム攻略サイトの方か、ビーターか・・・
いつ寝てるのかも不明・・・

訳がわからないよ byきゅうべぇ。


でも、まんざら悪くも無い。
やりきった感がハンパない。
一生懸命は負けてもスッキリする。

それに、ギルド数も数万ある内、私の所属するギルドは37位。
3度連続50位以内に入るプチな攻略組で今回、初めてギルド内トップを取った。

取りに行った。
今年最後のイベントだったから、思い出に。
と。

今、ギルドチャットでも騒いでる。
ゲームを通して知り合った顔の知らない、素性の知らない人達。
それでも、お互いを称え合い、今のギルドが大好きだという方たち。
みんなゲームが好きで、何よりSAOが好きな人達。
下は中学生から上は20歳以上のお子様を持つだろうお父さん方。
笑えるでしょ。
大人でもがっつりゲームしてるんだよ。

「いつかはオフ会しようよ!リアルでも友達になれる!」
を合言葉に、スマホ越し、チャット越しで祝杯を上げている。


でも、多分、もうこんなプレイできない。
リアル体力が持たないから。
眠い。
寝たい。
ゆくっり焼酎飲んで寝たい。

更にツケが来た。

ムスメと遊んでいなかったら、ムスメの「パパ、ポイっ」感がハンパない。

明日からはちゃんと遊ぶから許してください。
バーサーカーは当分、封印します。

2016年12月1日木曜日

184日目:ちゃんと読んだ事がない本たち

「koot君はハウツー本好きなんでしょ。あんなの意味ないって」

二月ぐらい前に上司に言われた。


ハウツー本。
正確には「How to?」
仕事効率化とか会話術とか、パソコン関連の本とか。

好きという感情はなく、ただ、知っていれば便利だな。という体で読んでいたりする。

追加でライトノベル関連。
文芸ライトノベルなんてのも読んだりはする。

活字嫌いだったけれど、歳のせいにして読むことが好きになった。


「しょうもないんだけど、課金しちゃったよ」
上司のブツブツ独り言。

なんとなく食いついてみた。

「何にですか?」

「ん?」

食いつかれてかなり嬉しそうだった。

「ほら」
自慢気に出したのは「上手な手帳の書き方」

「ちょっ、この前ハウツー本は意味ないって言ってたじゃないですか!」

「いやー、つい買っちゃたよ。よく手帳を使いこなせてなさそうでさぁ」
「いやいやいやいや、買わない。文豪しか読まないって言ってたのは誰ですか笑?」
「ん~。さぁ笑」
「でも、私もハウツー本読みますけど、身になるものってなかなかないですよ」
「それよね~。大概、『ふ~ん』とか『当たり前でしょ』とかで終わるもんね。しかも、ほら」
中身を見せてくれた。

字がでかい。

そう、ハウツー本でよく売れる本はやたら字がデカイ。

「でかいよね~」
「読みきりですよね」
「多分1時間で終わるかも」
「はやっ。読み終わったら貸してもらえませんか?私も手帳の使い方が気になる」
「いいよ~。そう言えばさ、koot君は好きな作家さんとかいるの?」
「いるっちゃーいますけど、ラノベですよ」
「そうかぁ。文豪達の本とかは?」
「それが、さっぱり読んでなくて。太宰治とか読んでみたい気はするんですけど」
「人間失格かぁ。私のお勧めは森鴎外かな」
「森鴎外ですか・・・今度ちゃんと読んでみます」


森鴎外・・・
あぁ。
「舞姫」だ。
確か、
「トンネルを抜けると・・・」
って奴だ。
熱海の芸者の話。

名だたる文豪達の本は、教科書でしか読んだ事がない。
芥川龍之介や、人間失格の太宰治もそう。
夏目漱石も、国木田独歩、中島敦は見た事があるかな?ぐらいのレベル。

文豪本、最初から最後までちゃんと読んだ事がない。

読もう。
なんか読みたい。

文豪と呼ばれる方々の世界観を見たい、想像したい。

今年の年末年始の過ごし方。

酒飲んで、文豪の世界に浸かる。
最高に楽しそうだわ。