「こうやって磨けば光るんだよ」
「おぉ~、すげ~!」
「でしょ、光らない物はないって」
「なるほど~」
終わり際、ステンレスのマフラーカバーをシコシコしている、噂のバジェさんの友達。
「いつでも洗車にきていいからね~」
って言われたから、愛車のEXIGAと共にバジェさんへ。
バジェさんで洗車。
響きがかなりおかしい・・・
普通、レンタカーのバジェさんでしょ。
それが、洗車をする為だけの目的でバジェさんへ。
とりあえず、洗車機で雑把な汚れを落とす。
「ボンネットの水垢、取れそう?」
「かなりだね。ま、光らない物はないから」
「自分でハードルを上げたね?」
「上げたね~」
(取れるの?)
愛車と言えど、水垢に悩まされたから、取れるんだったら学びたい。
「まずは粘土で鉄粉とるよ」
「粘土?」
「お子様が使う粘土と違いますよ~」
「ほぉ~。どうなればOKなの?」
「触った感覚」
「触った感覚?」
指先で車を触る。
「違うよ。手のひらでボディを触るんだよ。感覚は指先より繊細だから」
「へ~」
「マジだ!粘土使ったらスベスベになってる!」
「でしょ」
「粘土すげー!」
こうして洗車倶楽部の活動が始まっていく。
「たまに水をかけながら優しく」
「はーい」
「ボディは乾かさないように」
「はーい」
粘土で鉄粉を取り、バジェさんはコンパウンドを付けたポリッシャーで磨いていく。
「おぉぉ!すげー」
ポリッシャーが通った波状路はガチで綺麗だった。
「下地が大事なんよ。ほら女の人が化粧するような」
「いや、うちの妻、そんなに化粧しないからよくわからん。そっちは?」
「うちもあんまりしないね」
「うん~、だったら車が女性って感じで優しく磨けばいい?」
「だね。女性だよ」
書けない下ネタを交えながら洗車倶楽部の活動は続く。
コンパウンドで磨き終え、下地処理に入っていく。
そこで必須アイテムがこれ。
ティタティタン♪
「ブリリアントシャインディテイラー」
名前からして豪華絢爛。
今、アマゾンで確認したら3,000円以下。
今まで使ってたソフト99シリーズが嘘の様。
これがまたすごい勢いで輝かせていく。
そして水弾きがすげーの。
そして最後にコーティング剤「KeePer」。
「ほらスタンドとかで見かけるKeePer」
「あー、見たことある。あれってこれなんだ?」
「そう、ウェスにワンプッシュ、濡れたボディにワンプッシュして拭き取って行くの。」
「なるほど」
「で、最後に乾いたところにもKeePerして、乾拭きでっと」
「すっげー!マジですげー!」
「でしょ」
鱗ばかりの愛車のボンネットが、とぅるんトゥルンのすっべすべのボディへと変わる。
洗車前がコレ。ボンネットの蛍光灯を見ててください。
洗車後がコレ。蛍光灯に注目。
なんでカメラを立てるんかい!
ってのは置いといて。
ほら、蛍光灯の反射がシャープになってる。
最も分かり易いのがコレ。
右側が洗車後。左側は粘土で撫でただけ。
通販かよ!
とツッコミたくなるぐらい、鏡面仕上げに差が出る。
かなりのシャープ。
こんなんやったことない。
これがプロの技だよ。
私、今日だけで「すげー!」を何回言ったことか・・・
ラストに磨いてもらったマフラーカバー。
これが、
こうなる。
「光らない物は無い。あるのはどれだけ愛情を捧げられるだけ」
バジェさん、それはプロのセリフだ。
マジですげーよ。
バジェさん、ありがとう。
今度は、助手席のドアをお願いします。
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