2016年8月13日土曜日

74日目:虫取りアミ

私35歳。
必死よ。
今、必死。

何がって、虫獲りに必死なんだよ。

前回紹介した、トカゲさん。
アポロ。

この子の餌となるコオロギとバッタを捕獲するのに必死。


勿論ムスメもいる。
装備は、虫取りアミ、虫カゴ。
サンダルにワンピース。
昭和から通じる王道の装備。

大人3名。
私、ビーサン、タンクトップ、短パン。
妻、サンダル、Tシャツ、短パン。
義弟、同上。
貧弱装備の大人軍。

果たしてこれが通じるのか。


夕刻。
真夏の陽射しを避け、草原に出陣の4名。

早速見つける、デカ物のコオロギとバッタ軍。

虫取りアミを振り回すムスメ。

「そうじゃないって。こうやるん、だって!」
シオカラトンボをホームランを放つように獲ってみせる。
「おーーー!!」
コレには大人達も脱帽したらしい。

当たり前よ。
自慢じゃないけど、私は山育ち。
虫=食べ物。
の、様な勢いで捕まえてたから。
実際、虫系のゲテ物は食ってる。
コレが弱肉強食。

でもね、歳かな。
虫のスピードって、早い。
目は追ってるんだよ。
体がね、着いていかないの。
本当ね、よく言ってるガチなんだけど、なかなか捕まえられない。


1時間経過。
ムスメは飽きたらしい。

「帰ろうよ〜」

アラフォー2人居る、大人3人の進軍は止まらない。

とにかく、なんか、楽しいのだ。
なんだろ?
子供に戻った感覚。

蚊に刺されようが、アブに噛まれようが関係無い。
必死で狩りに勤しむ。

そうして、捕まえたトータル10匹のコオロギとバッタ。


帰路、コオロギが鳴き出す。

「これは食べられる前の悲鳴だね」

お盆という中で不謹慎にも笑ってしまった。
ダメだよなぁ。

でも、なんか、楽しいんだって。
山の中の草原。
家々は遠い。
夕焼けが近い。
その中を必死で生きるが如し狩猟民族、童心に戻ったアラフォー。

私の精神年齢は相当低い。
モンハンだ!

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