2016年6月21日火曜日

21日目:セミナー解説1 ~がん保険編~

昨日のセミナーの解説1。

取り敢えず、基本用語の確認から。
なるべく砕いた言い回しで書きたいと思います。自分の勉強にもなるので。
これは、自分が取り扱っている主ながん保険について。
保険会社によって、内容は違ったりするから要注意。

まず、人について。
契約者:保険をかける人。保険の契約・解約・支払等の依頼は基本契約者しかできない。
被保険者:保険をかけられている人。
保険金受取人:保険金をうけとる人。

お金について。
保険料:保険の契約者が保険会社へ払うお金。
保険金:保険会社が保険金受取人へ払うお金。手術給付金など。

今回はがん保険についてなので、がん保険でよく使われる用語を。
診断一時給付金:がんと診断されたら1度だけ支払われるお金。
手術治療給付金:がん治療における所定の手術をうけた場合に支払われるお金。先進医療を除く。
入院給付金:がんの手術、治療時に入院したら貰えるお金。
通院給付金:がん治療を目的として病院に行ったら貰えるお金。

特約系について。
がん先進医療給付金:がん治療を目的として所定の先進医療をうけた場合、かかった費用を全て貰えるお金。通算2,000万円まで。回数無制限。10数年前のこの特約は100万円とかだった。
特約診断給付金:初めてがんと診断されてから2年以上経過した後、再度がんと診断された時に貰えるお金。2年に1度なら回数無制限。金額の天井なし。
抗がん剤治療給付金:抗がん剤の費用を一部負担。

所定の手術、先進医療って?
厚生労働大臣が認める手術、先進医療の事をいう。
これは厚生労働省のHPを見てみて。意外に面白い。


じゃぁ、本題へ。

今のがんという病気の現状を把握する。

がんになる確率2人に1人、50%の確率でなる。大体40歳以上の中高層または幼稚層が多い。
親ががんで・・・なら、自分もがんになる可能性は非常に高い。よく言われる「がん家計」だ。
がんの転移とかよく聞くけれど、転移しまくれば治療をしても治る確率は低い。
しかし、現在医療は激しく発達している。俺もその開発の渦中にいた人間だからわかる。

がんになりました。
あー俺の人生ってこんなんでよかったんだろうかー。
あー俺死ぬんだー。

みたいに簡単に死ぬとは限らない。
どちらかと言えば、がんは治る、そして社会復帰できる病気である。
早期発見とか、末期だとか言うけど、定期健診を受けていれば、大体が早期発見で見つかる。
主婦、自営の方は年に一度の定期検診を勧める。
末期でも復活できる可能性がある。


じゃぁ、がんと診断されて何をするのか?

初手が一番大事。
半端に治療してはならないということだ。

現在流行の先進医療は陽子線治療。
陽子線治療とは、メディポリス指宿でやっているアレ。
重子線、量子線、X線治療とは違い、がん細胞自体を退治してくれて、体の細胞を傷つけない。だから体への負担が非常に少なくかなり優秀な治療方法。
1回の治療で約280万円。

注意点。
この陽子線治療を受ける際、上記の重子線、量子線、X線治療を受けていない事が前提。
他に抗がん剤治療等をしていた場合も施術できない可能性がある。
陽子線治療とはデリケートな治療方法なのだ。

まずは、がんと診断されたら、信頼できる医者の診断をしっかり仰ぐこと。


仮に、陽子線治療をして無事に治りました。
そしていざ、退院です。
その際、先進医療費、入院費等を払う。

そのお金はどうするの?
保険会社が払ってくれるんでしょ。
ノンノンノンノン。

保険金は全て契約者が払ったお金を支払うという、後で返ってくるお金なのだ。
JAの共済ぐらいが前払いだろう。
その他は大体が後払い方式。

じゃぁ、払えないじゃん。
手術したくても高額すぎて手術できないよ。
私1人の為に何百万ものお金とか使えないよ。
ノンノンノンノン。

君一人の命が大事なんだよ。
だから払わなければならないんだよ。
正確に言えば、自分または配偶者に頼み銀行で借り入れてきての支払い。
それで生きられるんだよ。
孫の顔が見られるんだよ。

まぁ、見たくないって人もいるけど。


じゃぁ、無事銀行からお金借りました。
無事、先進医療費、手術費、入院費等を払いました。

ここからが、保険会社の仕事。
被保険者から治療にかかった手術、治療に掛かった点数等の資料を全て集めて、先進医療費、手術費等の保険金を払う。
入院してたなら、入院日数分だけの入院給付金を払う。
がん治療の為に通院したなら、その日数分の通院給付金を払う。別に車で行って治療しても通院給付金は支払われる。逆に貰いすぎて収入となる場合がある。
抗がん剤治療給付金なら月1回で支払ってくれる。

知ってた?
抗がん剤ってけっこう高いんだよ。


え?
銀行でお金借りてきたんだけど、利子付いちゃってるの?
高いんじゃない?
ノンノンノンノン。

大丈夫。
先進医療の保険金+診断一時給付金で返済するんだよ。
一括返済だから利子の手数料も少ない。


まとめ。
診断一時給付金の使い方が重要。
まずは信頼できるがんの専門医の紹介状を書いてもらう。
そこでどういう方針で治療していくか、しっかり説明してもらう。
心配ならセカンドオピニオンを受けに行ってもいい。
後は、銀行からの借り入れた借金の利子に一部返済に使う。

そういう物の為に使う診断一時給付金なのだ。
生きて命を繋げる事が保険のまず一歩。

診断一時給付金は1度使うと消滅してしまう。
だから、俺の場合は2度目のがんになっても大丈夫なように、100万円程度の特約診断給付金をつける。
その方が安心だから。
安心を買う事が保険だから。

それを安くで手厚くコンサルする。
それが俺流であり、会社流である。


治せるものは治す。
医者の範囲を超えない範疇でだが、初期対応を適切なアドバイスする事も俺らの仕事。

あなたの保険に入ってないから相談できないよ。
ノンノンノンノン。
していいんだよ。アドバイスできるのも資格取得者の特権。
どこかの窓口みたいにすぐに契約を済ませる事が目標ではない。
数字を取ることが俺の目的ではない。
人の生死にかける話は短時間では終わるわけがない。時間がかかるのは当たり前。

仕事の流儀は、人の安心した顔を見れた時が一番の幸せなのだ。
まぁ、こればかりは自己満なんだけど。

お金と保険の有効な使い方、このブログで確実に教えます。


今日は軽くがん保険のみを説明。
がん保険の全てを語るには終わらなかったぁ。

これに死亡保険、医療保険、公的控除、年金、相続等、色々を掛け合わせるとどうなるか・・・
そして、車、火災保険。
企業に至っては、企業保険、節税対策等々。

「ライフコンサルタント」の名は伊達じゃない所をみせるから。

昨日のセミナーの保険は高いと俺は書いた。
なぜ高いのか?

明日は、掛け捨て?積み立て?の医療保険の仕組みや公的医療費控除制度について書くよ。
そしたら、見えてくると思う。

ちゃんと読んで得をして貰えたら、嬉しい。
ただ、ブログを見たというパケット代だけは携帯会社に請求が行きます。
大体パケ放題だから関係ないか。

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