ちょっと、付き合いで。
ちょっと、陶芸家に憧れて。
ちょっと、ろくろ回してきた。
そう、茶碗とか湯飲みとか回しながら作る轆轤。
陶芸(ろくろ)初体験。
お姉さんが基本の形を軽く作っていく。
ムスメ:コップ。
妻:茶碗。
私:茶碗。
ポイントは2つ。
1:手を合わせ、親指を交差させ固定し、肘を膝に固定して、粘土の底から、人差し指から薬指までの三本を使って、優しく伸ばしていく。
2:粘土がひっかかるなって感じたらお湯に手をつけてすべりを良くする。
3:ペダルで轆轤のスピードが変わる。
説明は意外とざっくばらん。
まぁ、体験だから。
個人で入っていく。
自分の世界へ。
只管に集中。
イメージは陶芸家「沈壽官」。
集中・・・
集中・・・
集中・・・
指先に・・・
固定して・・・
優しく・・・
回る轆轤の台の粘土が、止まって見える。
結構早く回っていたが、集中してよく見てみると、いびつなところ、筋の後。
私の脳が加速しているのか。
指の感覚で各場所の厚みまで分かる。
勘がつかめたら欲が出る。
ここを・・・こうして・・・こうやると・・・
ぐにゃぁ~。
あ゛っ・・・
よくある光景。
轆轤でミスり、ぐにゃった粘土がグルンっグルンっ回っている。
「できた~♪」
右で真剣にまわしていたムスメ。
コイツは初めての陶芸なのか・・・?
粘土で遊びすぎだから・・・?
それ、上手すぎるだろ!!
陶芸のお姉さんも、
「この中で一番うまいね~。大人は欲が出るからぐにゃってなるんだよ」
へぇ~~~。
欲・・・確かに出した。
結果、ぐにゃった。
ぐにゃった私。
ぐにゃってないけれど、修正された妻。
一から作り初めた私。
「まだぁ~~~?」
終わって暇そうなムスメ。
「あぁ、今、やり直してるから・・・」
再度、1人の世界に旅立つ。
出来上がりまで1~2週間。
焼きあがったら届けてくれる。
出来上がりが楽しみだ。
そして、陶芸体験が月に2度できるらしい。
陶芸だけではなく、絵描きや、アイスの棒で竹とんぼつくりとか開催する。と。
筋の良かったムスメに聞いてみた。
「やってみる?陶芸」
「うん♪」
決まった。
月2回の習い事。
ムスメの人生初の習い事。
陶芸。
来月から通うことに決定。
渋い。
渋すぎる。
「習い事、何してるの?」
「うん?陶芸だよ♪」
「はっ?」
「だーかーらー、とうげい!」
「何それ?」
「轆轤を回して、粘土で造形して好きな物を作るの♪」
「へぇ~~」
へぇ~~って言う、同級生との会話になるかもしれないという、想像が耐えない。
それでいいんだよ。
我が道を進むが良し。
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