ふ~ん。
マンデリン。
酸味は控えめで、深いコクとほろ苦さのバランスが絶妙。
個性的なテイストと独特な後味が楽しめるエキゾチックな味わいが特徴。
日本人好み。
だったかなぁ。
上司の一言で、珈琲うんちくを妄想する。
「麗若き20歳の時からず~っとマンデリンだよ。他の種類の珈琲に浮気したことありません」
なんか分かる~。
美味しいところで飲めば嵌るのは間違いないなぁ。
いい喫茶店知ってそうだなぁ。
私の推し豆はエチオピア・モカ。
世界最高の香りを誇ると言われ、フルーティーな香りと酸味が強いのが特徴。
とくにアビシニア高原のものが有名で、ジャスミンのような香りと例えられる。
他の珈琲に比べ、苦味が少なく、コクや甘みはやや控えめ。
アビシニア高原ってどこだっけ?
確か、昼と夜との温度差が厳しいところ。だったような。イメージ、雲海とかできるような所。
そこはうる覚えだけど、淹れたての香りが凄まじい。
軽い湯気の上昇気流に混じって、鼻腔を柑橘系に近い香りが刺激する。
後味は香りとあいまって、爽やかに去っていく。
エスプレッソとも相性が良くて、クリームと添えると、芳醇なモカが出来上がる。
う~ん。
美味しい珈琲が飲みたくなる会話。
「水出し珈琲も試したけどおいしくできなかった。後はハワイ・コナも試したけどおいしくできなかった」
あ~。
分かる~。
私も水出しを試したけど、喫茶店で出るような水出し珈琲は一度も作れなかった。
今は挫折してやってない。
ハワイ・コナかぁ。
世界で最高の珈琲のひとつといわれ、日本ではブルーマウンテン、キリマンジャロと並んで「世界三大珈琲」と称される。
その豊かな香り、まろやかな口当り、そしてすっきりした味わいは、1度飲んだら忘れられないという方が多く、日本人が好きな味。
珈琲で日本人が好きな味って、ボディ、所謂コクが深いのが好きで、酸味より苦みを愛する傾向にあるんだって。マンデリン然り。
でも、納得いかないのは、ブルーマウンテンとキリマンジャロ。
これは、産地によって当たり外れが大きく出る。
大体が外れ。
労働環境もアレだけど。
それは、生豆から問題がある。
腐れ豆を始め、不生育、粒の大きさが不ぞろいからなどが上げられる。
それをピッキングして手で除いていくけれど、それでも焙煎された豆に注意すべき豆がある。
空洞豆や、欠けた豆。
これらをまとめて淹れると雑味が半端ない。
市販の豆でも一度はピッキングすることをお勧めします。
水出し珈琲も然りだけど、問題は日本の『水』なんだよ。
『水』が珈琲に合ってない。
だから、ハワイ現地で飲んでおいしかったから、同じものを買ってきて日本で淹れてみたけど美味しくないって話の問題は『水』なんだよ。
美味しい珈琲の淹れ方かぁ。
あるっちゃぁ、ある。
基本は『の』の字で湯を注ぐ。
香りを高めたければ79度の湯を注ぐ。
苦いのが好きな人は88度。
って簡単に書いてみたけど、それってどうやって調べるの?
温度計刺すの?
刺さないよ。
湯を沸かして5分間沸騰させる。
火からおろして30秒で大体92度付近。
火からおろして45秒で85度付近。
温めておいたポットに移し替えたらの話。
冷たいポットに沸騰した湯を移すと一気に85度まで下がる。
温度だけではなくて、抽出速度、ロースト加減、挽き具合。
一挙手一投足で味は変わる。
ローストや挽き具合に合った淹れ方ってのも大事だけど、「それアカンやろ!」ってのも試してみると面白い。
みたいな、うんちくが仕事中の脳内で争闘する。
こうやって考えてみると、珈琲の概念は深い。
深すぎて面白い。
珈琲は生き物だから。
個人的に『コーヒー』って書くより、ハードボイルドに『珈琲』って書きたいし。
美味しいい珈琲の淹れ方かぁ。
飲んでもらう人にどれだけ愛情を注げるか。
ホッと一息つける、至極の間まで頂いて欲しい。
あの人が幸せになれますように。
と願いながら淹れる。
とか、マンデリンからマスターの妄想は止まりません。
0 件のコメント:
コメントを投稿