2016年11月7日月曜日

160日目:俺流 鼻血の止め方

昨日。

洗面所にて、いつものように顔を洗う。

「ふーーーーーん」
鼻をかんだ。
いつもの通り。

「ぶしゃーーーー!!!」

勢いよく鮮血が飛び散った。
いつも通りではない。

上を向いても下を向いても、深紅の血が止まらない。
仕方がないから、あまりやりたくないけれど、ティッシュを詰めて止血。
自然に止めた方がいいらしいんだけど、止まらなかった。
だからティッシュ。


そんなに鼻血とかでない。
ってか、年に1度出るか出ないかぐらい、鼻の血管は太い。はず。
そして、出たら止まらない。

血小板が不足してるんだろうか。

出血したら止まらない。

こういう病気って確かあったはず。
なんとかって。

「血が薄い」、「血が軽い」ってよく聞く言葉だと思うけど、血は重い方。
比重があるって感じ。
なんの比重かは分からないけど、とにかく血は重い。
「軽い」って言われて献血を断られたことがないから。

病気でもないはず。
血の検査ってこの前、「入院せぇ」って言われた時にしたから多分大丈夫。

だったら、免疫低下かなぁ。

免疫が弱くなったら出るタイプ。
思いつく節はある。
確かに弱くなってる。
疲れが抜け切れないんだよ。
元々ガッチガチの前線ファイターやモンクではなくて、演算師や僧侶系の後方支援役だから、今、前線に出てると、たまらなく疲れる。

仕事を選んだのはお前でしょ。

うん、そうなんだけど、仕方がないからさ。


でさ。

こういうときに限って、お出かけの予定とかあったりする。

ティッシュで取り敢えず止血して、出ない事を確認して人ごみに突入してみた。

普通に買い物なんだけど、クリ○ラの街頭営業でバルーンを作ってたりするんだよ。
こういうのって、この前ムスメが風船を貰えなくて不遇だなぁって思ってたから、遠慮せずに風船を貰いに行くんだよ。頑張って。
クリ○ラの話とかどうでも良くて、
「いやぁ~、サイズ的にキッチンに入らないなぁ」
とか言って誤魔化して、早く風船でキティーちゃんを作ってくれって願うの。

こういう時に限って出ちゃうんだよ。
鼻血が。
朝の続きで。

ツーーーー。

って、鼻の奥で蔦ってくるのを感じるの。

出さまいと、
スーーー!!!スーーー!!!スーーー!!!
吸うの。
必死で。

クリ○ラさんが風船キティーちゃんを作ってる所を、ムスメがガン見してて、そういうムスメを見ているお父さんが鼻血を出してたら、すっげーやばくない?

私は変態だと思う。

「やばいよ、こいつ」って思われたくなくて、必死で、
スーーー!!!スーーー!!!スーーー!!!
する。

クリ○ラさん、早く終わらせてって、
スーーー!!!スーーー!!!スーーー!!!
する。

「こちら、普通の水なんですが、これをろ過して水やお湯を作るんですね。この塩素の臭いを嗅いでみませんか?」

いや、私、
スーーー!!!スーーー!!!スーーー!!!
しています。

「あぁ、鼻が利かないんですね」

鼻が利かないんじゃなくて・・・
ごめん、話をしている余裕もないぐらい、スーーー!!!スーーー!!!スーーー!!!しとかないと、出る。

そこら辺の酸素を吸い尽くしているんじゃないかってぐらいスーーー!!!スーーー!!!スーーー!!!待ちしてやっとできた。
風船キティーちゃん。
完成度は・・・誰これ?
キティちゃんになりきれない、ピンクの白くまみたいな異世界動物。
こんなものの為にって思ったけど、ムスメは嬉しそうだからスーーー!!!スーーー!!!スーーー!!!しておく。

スーーー!!!スーーー!!!スーーー!!!して、血を飲み込み続けて止血した。
これが、本当の止血だ。
と思ってる。
嗅覚は麻痺するけど、血は止まる。
血さえ止まれば、変態にはならない。


また、今朝出た。

お馴染みになるかもしれない洗面所で。

辺りは鮮血帝が治めていただろう、内乱状態。
鼻血という帝王の非法は止められない。
とめどなく出続ける。
ティッシュという英雄を探す時間も勿体無い。
スーーー!!!スーーー!!!スーーー!!!しながら着替えて、車を運転した。
そうして、また止血完了。

暴君の抑え方。
取り敢えず、スーーー!!!スーーー!!!スーーー!!!
血の重力と己の吸引力の持久戦。
と、思ってる。

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