2016年11月4日金曜日

157日目:お泊り保育①

昨夜の就寝前。

「パパ~」

「どしたぁ?」

「わたしがいなくても泣かないでね?」

(は?死の宣告?ってそんな先の事はわからないだろうし・・・あぁ・・・)

「明日からお泊り保育だから?」

「そう。だから、泣かないでよ!」

肩を撫で下ろした。

この減らず口め。
「逆でしょ。パパとママが居ないからって泣くのはそっちかもよ」

「まぁ、ないとは言えないけどさ、大丈夫♪」

「それか、友達と楽しすぎて眠れないとか」

「それはあるね♪」

相当楽しみらしい、そして、何故か心配されている本日からの「お泊り保育」。


しょうがないなぁ。

布団に忍び込んでムスメの手を握ってみた。
寝ているはずなのに、握り返してきた。

なんだ、寂しいのはムスメも私もじゃないか。

手を繋いだまま寝る。

「へ~」
妻の寝言が聞こえた。

何に「へ~」ボタンを押したんだろう。
考えていたら、そのまま落ちていた。


今朝。

「パパ起きてよ!パーパ!ルンバがなんかおかしいんだって!!」

布団をひっぺがえされ、寒々とした寝室で目覚めた。
目の前にはお泊りの準備万端といった格好のムスメが立っていた。

「んぁぁぁ、もう着替え終わってるの?はや。もう行くの?」

「そうだよ。ってかルンバが変なんだって」

「はぁ~、はいはい。それより靴下履きなぁ」

「わかってるって♪」

相変わらず、昨晩のままのテンションの高さ。

妻の支度も終わり、本日からの「お泊り保育」へのいってらっしゃいの挨拶。

「先生の言うことは聞けよ~」
「わかってる!」

「いってきま~す♪」
お互いのほっぺにキスをして挨拶を交わす。
これは我が家オリジナルのあいさつ。

玄関を開けば、冷たく乾いた空気が室内に入ってくる。
体感温度は8度ぐらいだろう。

天気も良好。
ムスメの背中が眩しく映る。

爽やかな門出で良かった。


いってらっしゃい。

さて、本日の晩御飯はこっそりチョコレートパーティーでもすっかな。
バレたら、ムスメに怒られるかなぁ。
あ、ルンバを直しとかないと、ムスメにまた文句言われるかもなぁ。
そっちが先か。

そろそろ、寝る時間かな?
いや、枕投げを知ってるからそう簡単には寝ないだろうしなぁ。
アニメちっくな枕投げとかやるんだろうか。
でも、友達んちにお泊りしても平気で寝てるしなぁ。
まぁ、まだ寝ないよな。
怪談話してたらウケるんだけど。

居ない事が気になる。
想像してしまう。
これが家族なんだろうなぁ。

0 件のコメント:

コメントを投稿