何もする事は無い。
ムスメだけがパラダイスの実家。
私、かなり暇だった。
ふとつけたWOWOW・・・
ZARD『What a beautiful memory ~25th Anniversary~』
(うぉっ!)
ちょっとだけテンションが上がった。
内容は、ZARDデビュー25周年を記念して行なわれた、坂井泉水さんの歌声とバンドの生演奏がシンクロするスペシャルライブ。
2016年、ZARDデビュー25周年を記念し、坂井泉水さんの歌声とバンドの生演奏がシンクロするライブを開催。バンドは、坂井泉水さんとのライブ空間を共有してきたメンバーらで構成し、2016年2月リリースの4枚組ベストアルバムに収録の至極の名曲たちを中心に、ZARDサウンドを再現。坂井泉水さんが作品一つ一つに込めた想い、メッセージがよみがえる。
ステージ中央に生前ライブで坂井泉水さんが使用していたマイクが置かれる。
生演奏と懐かしい映像と歌声で観客は魅了。
ライブの観客年齢層も広い。
白髪のおじいさんから若い女の子まで。
私、本当にZARD大好きなんですよ。
色んな説を持つ謎多き美人薄命の坂井泉水さんだが、そんなの関係ない。
一ファンにあることには今も変わりは無い。
ソファーの上で、右肘をつけ、左足を組んだ姿勢のまま、1時間半。
ラスト、アルバム「Forever」のジャケット写真を手に持ち、観客、奏者共に坂井泉水さんに向かって拍手を送る。
「ありがとー!」
観客からの声が熱い。
コーラス担当の女の子は号泣・・・
(この人も相当すきなんだなぁ。)
吊られ泣きしそうだった。
そのままの流れで、テレビはつけっぱなし。
次のチャンネルは・・・
HATSUNE MIKU EXPO 2016 Japan Tour。
私のミクミク(我が家用語:初音ミクの事を言う)に対する知識は低い。
1:二次元の女の子。
2:ボーカロイドである。人の声が一切混ざっていない電子音声100%。
3:「ray~BUMP OF CHICKEN feat. HATSUNE MIKU~」を何回も見ている。
4:N響アワーでコラボしている。
5:なんだかフィギュアがかなり売れているらしい。
(初音ミク=謎。ライブってどんなんだ?野郎ばっかりだと思ったけど、意外と女性も多い・・・なんでだ?)
無駄な知識欲求が働き出す深夜帯。
妻はFFに飽きて、寝るという。
妻を放っておき、初音ミクのライブを初見。
一言。
「すげー!」
いや、何回言ったかな。
独り言で「すげー!」を連呼した。
歌とか全然知らないけど、テクノロジーがすげー!
技術、技術!
2次元だと思ったけど、カメラが斜め上から捉える初音ミクは3次元に見えた。
それに・・・
普通、光は色んな色が混ざると白色になる。
赤や青のライトが初音ミクを照らす。何故か、白くならない。霞まない。
しかも、誰だか知らないボーカロイドの人達が踊っている。交錯する。何故か、白くならない。霞まない。
しかも、遠近法がかなり効いていて、前後に移動、立っているようにも見える。
必死でトリックを見つけに掛かる。
まずはガラス板1枚に、1キャラクター毎に3箇所からキャラクターを投影。文字も投影していた。
キャラクターごとに振り付けをそれぞれの「性格」に合わせ、微妙に振り付けへ誤差を生じさせている。だから、手首の角度、手足の開き方の間隔、指先の開き具合までが各キャラクターで違う。
これが、ボーカロイドの「性格」か・・・
まるでフィギュアが躍っているように見えた。
ボーカロイドの真髄。
早口。
超はえ~。
私には只でさえ聞き取りにくいボーカロイドの声。
早口を言われたら何言ってるかさっぱり分かんない。
これは歌詞カード必須のようだ。
私では絶対言えない速度だと思う。
ボーカロイドの真髄。
早着替え。
歌舞伎でも有名な早着替え。
これが、プログラミングされたボカロがすれば・・・
刹那。
ボーカロイドの真髄。
影分身。
私、ボカロを勘違いしてた。
これは、技術、テクノロジーの結集。
私も3Dキャラクター造りを試した事あるけど、1ヶ月では出来なかった。
寧ろ、私の頭とパソコンが技術に着いて行けずに断念した。
このライブ、1曲描くのに、精密に動かすのに何ヶ月かかるんだ・・・
いや、プロだから数週間か・・・
すげーよ、ジャパンテクノロジー!
(これが10年もすれば巷に溢れるんだろうなぁ)
ふと、10年後の発達した近未来を想像した。
「マジですげー!」
を連呼した昨晩。
気付けば、ビール5缶、焼酎2杯を煽っていた。
古いZARDの映像と歌に感動し、最新の初音ミクというボカロ集団の映像に圧倒され、瞬きは最小限だったらしい。
その代償はかなり大きい。
画的に瞼から眼が飛び出ている感じ。
今日の私の目は酷く腫れて、超ギョロ目だ!
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