2016年12月17日土曜日

200日目:ムスメの最後の発表会

私が小学校の頃使っていた鍵盤ハーモニカ。
私の後、3つ離れた弟が更に使った。

そして、約30年弱の時を越えムスメが使っている。

長子だから新しいの買えばいいよ。

そういう考えもあるかもしれない。

けれど、どうしても使って知って欲しかった。

『物を大事にする事がどれだけ大変で、大切な事か』を。


ムスメの園での発表会は本日で終わった。

最後の最後まで、写真とビデオの両刀で真剣に見ることが出来なかったことが心苦しい。


ムスメは3歳で園に入りそれから4年。
1年目、泣いて泣いて仕方が無かった。
2年目、泣かずに舞台で笑顔を振りまいた。
3年目、笑顔と共に力強さが加わった。
4年目、最後の年、情を入れた演技に色気を増していた。

あれから4年か・・・


最後の演奏。
あの鍵盤ハーモニカが響いた。

時間と共に紡がれて行った音色には深みがあり、ムスメの演奏で更に熟していった。

「来年には卒園」
という言葉が頭を過ぎると、成長を見られることが何よりも嬉しく切なくなる事が、時の流れだと激感してしまった。

まだまだ。
これから健やかに成長していき、徐々に自分の音を響かせていって欲しい。
切なる願いを抱いた。

0 件のコメント:

コメントを投稿