2016年12月10日土曜日

193日目:大掃除

大掃除1日目。

二日に分けて屋内、屋外で計画を立てた。
本日、屋内を中心に進めた。

私、高所、水周り。
妻、窓、サンルーム。
ムスメ、フローリング。

各自、ポジション分けを行い没頭する。
昨年は「そうじ」の「そ」さえも知らなかったムスメが今年から参戦を自分から申し出た。


まずは、メダカの水槽の水換えから始める。
6匹のニートメダカ達は元気すぎた。
移し変えのときに、3匹が手元から撥ねて行った。キッチンで横たわる2匹を見つけ、慌てて拾いに掛かる。これがなかなか掴めない。どう触っていいのかわからない。最悪つぶしかねそうになる。
意を決して割り箸でやさしく挟む。
功を奏して救出できたが、残り一匹が見つからず数分が経った。

やばい。また虐殺・・・

かと思ったとき不思議な光景を見た。

今朝飲んだコーヒーの残り。
その中を平然と泳ぐメダカを。

「何、有意義にカフェイン中毒してんだー!!!」
メダカに余すことなくツッコミつつ救出。

6匹のニートメダカ達が洗われた綺麗な水槽で泳ぐ姿は幸せそうに映る。
ゲドックスもしてください。


次に取りかかったのはリビングのフローリング。
ここはムスメの担当だ。

「布巾を持って駆け抜けろ」
「したことないよ」
「テレビでみたことあるでしょ?」
「あぁ、あれね。やってみる♪」

床の目地に沿って走る。

とととととっと。

まぁ、そこまで広くは無い我が家だから直ぐに終着してしまう。

「これさ、滑るね。でも楽しい♪パパもする?」
「いや、パパは外で絨毯を叩いてくるから」

布団叩きを片手に、スリッパを履いて外に出る。

『撫でる様に叩く』
これは兵長からの教えだ。
実践してみても払っている気にしかならない。つまらない。何をするにしても面白みが無いと興じない。
フルスイングしてみた。
「バシーーーーーン!」
会心の当たりは、音で近所に響いていく。埃も朝日に照らされて舞い立つのが良く見える。
(これだよ、これ)
あまりの快感から、フルスイングを繰り返した。

時折、庭から床を往復するムスメを見てみた。

嬉しそうに手を振るムスメ。

距離3m・・・

手を振るには近すぎるだろ・・・

窓を開け一言。
「パパも床拭きしてみる?」
「いや、どう見てもパパは絨毯を叩いてるでしょ」
「そだね」

そっけない。味気ない返答が悔しかった。
(しょうがねぇ)

「うおぉぉぉぉぉりゃぁぁぁぁぁぁ!!!!」
布団叩きを振り回し残像を描くように絨毯を滅多する。

「おぉ!!!!!パパすごっ!」
「だろ・・・これがパパだ・・・」

息切れしてた。


屋内に入ると床はピカピカに磨かれていた。
新品に負けず劣らずのフローリングに寝転ぶと爽快だった。

「上出来、上出来」
「でしょ。あ、はい、パパ」

手紙と一緒にチョコレート・・・?を渡された。

『おつかれさま』

の一言が手紙に書かれていた。

年長さんが『おつかれさま』っていう言葉の使いどころを知ってるのかよ?!
ツッコミ半分、嬉しさ半分でありがたくチョコレートを食べる。
甘い。美味い。

「お前もお疲れ様」
初めての大掃除を満足気に疲れきったムスメの笑顔はチョコレートより嬉しい。

これが、大掃除。
『おつかれさま』
の使いどころ、ナイスだよ!!!!

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